08.7.13「イエス様とわたしの関係」
ヨハネ21:15-23
:15 彼らが食事を済ませたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たち以上に、わたしを愛しますか。」ペテロはイエスに言った。「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」イエスは彼に言われた。「わたしの小羊を飼いなさい。」
:16 イエスは再び彼に言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」ペテロはイエスに言った。「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を牧しなさい。」
:17 イエスは三度ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」ペテロは、イエスが三度「あなたはわたしを愛しますか。」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を飼いなさい。
:18 まことに、まことに、あなたに告げます。あなたは若かった時には、自分で帯を締めて、自分の歩きたい所を歩きました。しかし年をとると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたの行きたくない所に連れて行きます。」
:19 これは、ペテロがどのような死に方をして、神の栄光を現わすかを示して、言われたことであった。こうお話しになってから、ペテロに言われた。「わたしに従いなさい。」
:20 ペテロは振り向いて、イエスが愛された弟子があとについて来るのを見た。この弟子はあの晩餐のとき、イエスの右側にいて、「主よ。あなたを裏切る者はだれですか。」と言った者である。
:21 ペテロは彼を見て、イエスに言った。「主よ。この人はどうですか。」
:22 イエスはペテロに言われた。「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」
:23 そこで、その弟子は死なないという話が兄弟たちの間に行き渡った。しかし、イエスはペテロに、その弟子が死なないと言われたのでなく、「わたしの来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。」と言われたのである。
1.主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。:17
「イエス様は全てをご存知な方」
:17を見ると、ペテロがイエス様に対して「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。」と言っています。
イエス様は全てをご存知の上で「あなたは私を愛しますか」とペテロに聞かれたということです。
すべてを知っているというのは実際神様以外ないですよね。
すべてを知るというのは、人間は無理ですよね。
でも、神様はすべてお見通しです。
そして、これは神様があなたの苦しみや悲しみも全てご存知であるということでもあります。
今、苦しみの中にあるなら、その苦しみも知ってくださっていて、わかってくださるのです。
悲しみの中にあるなら、その悲しみも知ってくださいっているし、わかってくださるのです。
そのように、神様はどんなことも、あなたでさえ気付いていないことでさえも全てご存知である方なのです。
だから、この方に拠り頼むことは、素晴らしいことなのです。
そんな中で、イエス様は「あなたは私を愛しますか」と聞かれるのです。
これには、わたしたちが告白することに意味があることを教えられているように感じます。
神様がすべてご存知なら、わたしたちが求めていることもご存知なのですから、祈る必要ないんじゃない?
いや、だからこそ祈るんですね。神様はご存知ですが、そのことを祈る、告白することを神様は願っておられるのだと思います。
イエス様は全てのことをご存知です。
その上で、私達はイエス様に祈り、告白することを継続していきたいものです。
2.わたしに従いなさい。:19
「全てをご存知の上で、イエス様は私達を招かれる方」
こう話してから、「私に従いなさい」といわれました。
イエス様は私達の全てをご存知です。ですから、ペテロがイエス様を愛していることも知っているように、イエス様に従って行くことも知っておられたに違いないのです。
なのに、「従いなさい」といわれました。
イエス様は私達のことを知っている上で、選択させられます。
私達の自発的な行動を待っておられたり、促されたり、尋ねられたりするのです。
イエス様は全てを備えられました。
十字架で救いを完成し、復活して永遠のいのちを備え、天に住いを備え、聖霊として私達と共におることによって上からの力もそなえられました。
その上で私達はどうしますか。
イエス様は、「私を愛しますか」と聞かれます。その上で、
イエス様は、「私に従いなさい」と促されます。
私はイエスさまに「主よ、あなたを愛します。あなたに従います」と告白するものでありたい。
賛美もその告白のひとつですね。個人的な祈りもそうです。
日々の主との交わりの中でも告白できます。
3.あなたは、わたしに従いなさい。:22
「イエス様に従うことは、イエス様と自分との一対一の関係の中のこと」
「主よ。この人はどうですか。」とペテロが聞きましたが、「”あなたは”私に・・・」と言われました。
他の人は関係ないのです。私がイエス様に従うのかどうかです。
誰かがこうするから、「あの人がこうするので、わたしもこうしたほうがいいですか?」と神様に祈ったら、
「あなたは私に・・・」といわれると思うのです。
あの人の信仰はあの人のものです。あなたの信仰はあなたのものです。
それはそれぞれ神様からきているものであってほしいと願います。
信仰は、あなたと神様との一対一の関係なんですね。
結)イエス様とあなたの関係
あなたの全てをご存知のイエス様があなたに告白を願っておられます。
そしてそれは、自発的な告白であるべきです。
自発的な行動であるべきです。
ほかの人は関係ないのです。
イエス様とあなたの関係の中でなされるべきことです。
あなたとイエス様との一対一の関係を築いていく人は幸いです。
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