09.6.14「閉じられた扉」
創世記7:6-16
:6 大洪水が起こり、大水が地の上にあったとき、ノアは六百歳であった。
:7 ノアは、自分の息子たちや自分の妻、それに息子たちの妻といっしょに、大洪水の大水を避けるために箱舟にはいった。
:8 きよい動物、きよくない動物、鳥、地をはうすべてのものの中から、
:9 神がノアに命じられたとおり、雄と雌二匹ずつが箱舟の中のノアのところにはいって来た。
:10 それから七日たって大洪水の大水が地の上に起こった。
:11 ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた。
:12 そして、大雨は、四十日四十夜、地の上に降った。
:13 ちょうどその同じ日に、ノアは、ノアの息子たちセム、ハム、ヤペテ、またノアの妻と息子たちの三人の妻といっしょに箱舟にはいった。
:14 彼らといっしょにあらゆる種類の獣、あらゆる種類の家畜、あらゆる種類の地をはうもの、あらゆる種類の鳥、翼のあるすべてのものがみな、はいった。
:15 こうして、いのちの息のあるすべての肉なるものが、二匹ずつ箱舟の中のノアのところにはいった。
:16 はいったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。
序.洪水は本当?
変なことを聞くようですが、洪水は本当にあったのでしょうか?
みなさんどう思いますか?洪水の話しでとても面白いことがあります。
それは、世界中に洪水の伝説があるのです。なぜでしょうか?
それは、洪水は事実だということ、そしてひとりの子孫、ノアからその話が始まり、世界中に広まっていったからだと言えないでしょうか。
今朝はその洪水の日の出来事から、教えられていきたいと思います。
1.洪水の日・・その日神様は箱舟を用意されました。
:6 大洪水が起こり、大水が地の上にあったとき、ノアは六百歳であった。
:7 ノアは、自分の息子たちや自分の妻、それに息子たちの妻といっしょに、大洪水の大水を避けるために箱舟にはいった。
「終りの日のために神様は救いを用意された。」
:11 ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた。
:12 そして、大雨は、四十日四十夜、地の上に降った。
洪水は恐ろしいですね。
でもノアの洪水はもっと恐ろしい出来事でした。
ノアが箱舟を造りました。作っている時、みんなは馬鹿にしたでしょう。でも彼らが箱舟に入ってから7日たった時、雨が降り始めました。
最初、みんなはいつもと同じ雨だとおもっていたでしょう。でもいつまでたっても雨は止みません。
それどころか、今までみたこともないほどの勢いで、雨が滝のように降って来るのです。
その雨は40日40夜降り注いだのです。
だんだんと、水かさが増えていきます。人々は家を棄てて、丘の上に上がりました。
でも、水は丘の上にもあがって来ます。
さらに、人々は山を登りはじめました。
でもどこまで登っても水はやってきます。とうとう逃げる場所がなくなってしまいました。
どうすることもできないのです。そして、人々は水の中にのまれてしまいました。
世界中のすべてのものが水の中に沈んでしまったのです。それがどれだけ高い建物であっても、高い山であっても、すべてのものが水で覆われてしまいました。あの箱舟がいまもあるといわれている山がアララテ山という山で、その頂上は、氷河で覆われています。それほど高い山でさえも、水の中に沈んでしまいました。誰も生き残ることのできないような洪水です。
それほど恐ろしい洪水がやってきた時、世界で唯一安全な場所がありました。
それは、神様が設計されたノアの箱舟です。
箱舟はどれだけ雨が降ったとしても水から、そして強い風の嵐から命を守ってくれるのでした。
●命を守る唯一の方法、それは神様が用意された箱舟(救い)に入ることです。
使徒4:12 この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。
山には色々な道があるけれど、すべて頂上につながる・・・本当に?
道のように見えて、実は谷底に落ちていく道もあるのではないですか?
良い宗教と悪い宗教の違いは?どこからどこまでが・・・・
そうではないのです。救いはただひとり、イエス様です。
それは、まるでこのノアの洪水の時のようです。
箱舟?なんでそんなものに入る必要があるんだ?雨が降ったら屋根に登るさ、あの高い丘だってある、もし大洪水があったとしても、あの高い山に登れば大丈夫!
でも、どれだけ高い山に逃れたとしても、水はすべてを飲みこんでしまいました。
色々な宗教が救い?それは高い山のようです。どれだけ高いとしても、人を救うことはできないのです。
救いは好みで決めるものではありません。
神様からの唯一の方法です。世界でただ一つ。神様がつくりなさい、と言われた箱舟だけです。
人が考えた方法ではなく、神様が定めた方法でしか救われないのです。
それはイエス様の十字架です。箱舟に塗られたアスファルトはあがないと同じことばが使われています。
そして、嵐の風を、水を、身代わりに受けてくださいました。
水・・・それは洗礼、バプテスマです。水の中を通って救われたからです。
私たちを救う世界でただ一つの方法、それはイエス様の十字架です。
●ノアの洪水のように、私たちを滅ぼす罪が世界を覆っています。
そして、私たちの人生最期の日がやってくるでしょう。洪水のようにすべてのものを終わりにしてしまう時がやってきます。
その時、私たちのすべてが終わるのでしょうか?
そうではありません。
ピリピ3:20 しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。
私達には、この地上の生涯のあと、永遠の時間が約束されています。
その方法はイエス様だけです。
大切なことは、唯一の救いはイエス様だということです。
神様は洪水を起こすのが目的ではなく、そこから救い出すことが目的なのです。
あなたは箱舟にのっていますか?
2.洪水の日・・・その日神様は箱舟の扉を閉められました。
:16 はいったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。
「世の終りの日。その時、神様は扉を閉められる。」
でももう一つのことを知らなくてはなりません。それは洪水の日の前に起こった出来事です。
ノアと家族とは箱舟に入りました。そして動物たちも箱舟に入りました。
8人のノアの家族とすべての動物たちが箱舟に乗った時、何か音がします。
入り口の方へ行ってみると、ドアがしまるのです。
神様が戸を閉められたのです。
入り口はたった一つだけ。その入り口を神様が閉めたのです。
そしてもう開けることはできません。
それは洪水が終わるまで開けれられることのない扉です。
それは何を意味するのでしょう?
そう、命と死とをわける扉です。その扉を閉められたのです。
神様が救われる人と、そうでない滅びる人を分けられた瞬間なのです。
神様は、喜んで洪水を起こしたのでしょうか?けしてそうではありません。
神様はできることなら、すべての人に命を与えて生かしたいと願われているでしょう。
でも、その扉を閉めなければならない時が来るのです。
その時のノアの悲しみはどうだったでしょう。・・・・
親戚の声が聞こえてきます。友人の声が聞こえてきます。
でも開けることはできないのです。神様が扉を閉められたからです。
ノアはじっとその声を聞いていました。悲しかったでしょう。
でも、その人々の声をもっと悲しみをもって聞いていたのが、神様です。
できることなら助けたかったでしょう。
でも、扉を閉めなければならない時がくるのです。
でも、神様は洪水のあといわれました。もう私はこんなことはしない!
神から離れた人が罪を犯すのはあたりまえ、だから・・もっと違う方法で解決することを。
それがイエス様の十字架です。
新しい、そして完全な箱舟です。今度はノアだけではなく、誰でも入ることができる救いです。
ただ、イエス様を救い主として信じるだけで、その扉の中に入ることができます。
その扉はいつでも開いています。
でも・・・・いつ閉じるかわからない扉でもあります。
マタイ24:35~39
天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。:36 その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。:37 人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう。:38 すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた。:39 そして洪水が襲ってきて、いっさいのものをさらって行くまで、彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも、そのようであろう。
私たちに与えられている使命の重さ、神様が与えてくださったチャンスを生かすことの大切さを理解しましょう。
この扉は、いつ閉じられるのかわからないのです。
そして、私たちの力で開くことはできないのです。
その時・・・・ノアと同じ悲しみをしたくないですね。
伝えましょう。自分のできる方法で、そして自分の言葉で。
あなたを救う箱舟があることを。
その扉が開かれているうちに、伝える事ができるように、そして、イエス様によって救われるように、・・・お祈りしましょう。
結)洪水の日(終りの日)は、いつかわかりませんが、確実に近づいています。
そして、その日のために箱舟(救い)も用意されています。
それは神様自身によって用意されたものです。
扉が閉められる前に入りましょう。
まだ、入っていない人が扉が開かれているうちに・・・祈りましょう。
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