09.1.11「この時代にあっても優先すべきもの」
創世記6-9章
創世 6:5-10
:5 主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。
:6 それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。
:7 そして主は仰せられた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」
:8 しかし、ノアは、主の心にかなっていた。
:9 これはノアの歴史である。ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。
:10 ノアは三人の息子、セム、ハム、ヤペテを生んだ。
創世 8:13-22
:13 ノアの生涯の第六百一年の第一の月の一日になって、水は地上からかわき始めた。ノアが、箱舟のおおいを取り去って、ながめると、見よ、地の面は、かわいていた。
:14 第二の月の二十七日、地はかわききった。
:15 そこで、神はノアに告げて仰せられた。
:16 「あなたは、あなたの妻と、あなたの息子たちと、息子たちの妻といっしょに箱舟から出なさい。
:17 あなたといっしょにいるすべての肉なるものの生き物、すなわち鳥や家畜や地をはうすべてのものを、あなたといっしょに連れ出しなさい。それらが地に群がり、地の上で生み、そしてふえるようにしなさい。」
:18 そこで、ノアは、息子たちや彼の妻や、息子たちの妻といっしょに外に出た。
:19 すべての獣、すべてのはうもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものは、おのおのその種類にしたがって、箱舟から出て来た。
:20 ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。
:21 主は、そのなだめのかおりをかがれ、主は心の中でこう仰せられた。「わたしは、決して再び人のゆえに、この地をのろうことはすまい。人の心の思い計ることは、初めから悪であるからだ。わたしは、決して再び、わたしがしたように、すべての生き物を打ち滅ぼすことはすまい。
:22 地の続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない。」
序)優先順位は正しいか。
先週、神の国と神の義をまず第一に求め、求め続けること。
その優先順位について、ともに見ていきました。
仕事始めや始業式等、今年をスタートしたこの一週間は、いかがでしたでしょうか。
神様を第一優先することができたでしょうか。
あるいは、困難に感じることがあったかもしれませんね。
今日は、創世記のノアのお話から、神様を優先することについて、見ていきたいと思います。
1.神を第一としたノア
ノアは、神を第一とし、優先していた人であったことをうかがいしることができます。
:5 主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。
神様がノアの家族以外の人々を全て消し去ってしまう決意をされるほど、地の人々の悪が増大していたことが6章に書かれてあります。
その中にあって、ノアは正しい人で、全き人で、神と共に歩んだ人であったのです。
そのことを知るノアの一つの行動が8:20です。
箱舟から出たノア達が最初にしたことが、「主のために祭壇を築き、全焼のいけにえをささげた」のです。
箱舟から出たとき、つまり、神様がもう一度この地上の新しい歴史をスタートさせられたとき、その最初の人として選ばれたノアは、最初に神様に祭壇を築き、ささげたのです。
まず、神の国と神の義を求めた姿であると思います。
ノアが最初に神様から地上の全てのものを滅ぼす事を聞き、箱舟を作るように言われて、実際に作成していくときには、多くの人から馬鹿にされたりしたことでしょう。
しかし、神と共に歩んで、全き正しい人であったノアは、神様を第一とし、神の国と神の義を求める人であったので、神の命令を守り通しました。
普段の小さな決断の中にも神様を優先していたノアは、このような大きな決断の時にも神様を第一とし、周りに流される事なく行動できたのではないでしょうか。
ノアは神様を第一とし、まず祭壇を築いたのです。
まず最初に神様を優先するということは、全てにおいて素晴らしい祝福なのです。
ノアは、箱舟から出て、最初にしたことが、神の前に祭壇を築き、ささげものをしたのです。
私達もまず最初に祭壇を築き、ささげるものとなりたいですね。
それは、週の最初の礼拝であったり、一日の最初の祈りであったり、何かの前の祈りであったり、いろいろな形があると思いますが、形ではなく、神様を優先することを神の前に現すことが素晴らしいのです。
神を第一優先としたノアのようになりたいですね。
2.祝福を約束された神
ノアが箱舟を出て、最初にささげた全焼のいけにえの香りをかがれた神様は、
「わたしは、決して再び人のゆえに、この地をのろうことはすまい。・・」と思われました。
そして、約束されたのです。
9:1 それで、神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。:2 野の獣、空の鳥、・・地の上を動くすべてのもの・・それに海の魚、これらすべてはあなたがたを恐れておののこう。わたしはこれらをあなたがたにゆだねている。
これは、天地創造の時に、アダムに言われた神様の言葉と同じです。
神様は、悪に満ちた地を滅ぼし、最初の人としてノアとその家族を選ばれて、もう一度、祝福してくださいました。
ノアはそれに相応しい人であったのです。
それは、ノアが神様を第一優先する人であったこともその要因の一つなのだと思います。
私達が、神様を第一優先するとき、神様はノアを祝福されたように、私達を祝福してくださいます。神の国と神の義を与えて、それに加えて必要の全てを与えられることもわかります。
その約束を受け取るものになりたいですね。
結)どこで神様を第一優先するのか
私達は、神様を第一とするということを言葉で言う事はたやすいかもしれません。
でも、実際に行動することは、困難を覚える事があるかもしれません。
教会の中で、兄弟姉妹との交わりの中で、神様を第一優先にしようといって、いろんな活動をすることはあるいは、しやすいかもしれません。だから、まずは教会の中で実践することや、自分の心の中で実践したり、小さなことから神様第一優先を実践することからスタートすることはいいことです。
でも、ノアはそうではなかったようです。
6:9 ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。
ノアは、「その時代にあっても」全き人であった。とかかれてあります。
その時代とは、悪に満ちた時代です。
ノアとその家族以外は神様が滅ぼされたのですから、相当悪い状態であったのでしょう。
自分の家族以外は、全て悪に満ちていたのかもしれません。
もし、皆さんの周りの人が全員悪魔崇拝者だったら、どうでしょう。
その中で、神様だけを信じていくことはとても苦しく困難なことではないでしょうか。
悪魔崇拝者でなかったにしても、神様を優先していない、信じていない人々の中で神様を優先していくことは、困難に感じる事は少なからずあると思います。
しかし、それでも、ノアのように私達が神様を第一とし、優先していくなら、神様の素晴らしい祝福が約束されているのです。
私達は、多くの悪に流されて滅びてしまうものでなく、唯一の神様、私達を愛して十字架で死んで救い道を完成してくださったイエス様を第一とし、優先する歩みを送りたいと願います。
この時代にあっても、神様第一、神様にまず祭壇を築き捧げるものになる人は幸いです。
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